答えは自分自身の中にある── SMFLのMore Than Finance®が促す「発見」と「成長」

ホンダロック(宮崎県宮崎市)では、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)が提供するテーラーメイド型の経営支援プログラム「More Than Finance®」を採用し、従業員のエンゲージメント向上に力を入れている。ホンダロックの人事・総務担当者がMore Than Finance®に期待したこと、また、セッションの手応えや参加者の声、SMFLとの共創で変わりつつある社内の雰囲気などを紹介する。

目指したのは「エンゲージメント」の向上

ホンダロックが2017年に策定した「2030年ビジョン」は、同社が旗印に掲げる中長期構想だ。代表取締役社長の髙橋登氏は「革新を通じて新たな “ ホンダロックブランド ” を確立することを目指すものです。そしてその革新は、人材育成によって実現します」と話す(前編参照)。

この構想に基づき同社では、2020年に従業員のエンゲージメント調査を実施。組織風土や人間関係、職務、自己成長などのキードライバーについて、他社との比較で特に乖離かいりがあった項目を課題として設定した。こうして社員一人ひとりの「エンゲージメント」を向上するための全社的な人事施策がスタートした。

とはいえ、人材の育成に投入できる経営資源には限りがある。人事・総務部門が施策の具体化を探る中、「エンゲージメントに関する質の高い人材育成のプログラムがある」と経理部門から紹介されたのが、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)の、“ テーラーメイド型 ” 経営支援プログラム「More Than Finance®(以下:MTF)」だった。

株式会社ホンダロック 事業管理部 人事・労務課
池田 典子 氏

ホンダロックにとって、それまでSMFLとの付き合いは設備や機器のリース等のファイナンスサービスに限られており、その担当窓口は経理部門だった。人事・総務部門がSMFLと接する機会はなかったが、MTFの導入検討を機に、SMFLが大阪で開催する人事研修セミナーに事業管理部人事・労務課から池田典子氏が参加。セミナーは、RPA(Robotic Process Automation)の導入に際し、いかに無駄な業務を省き効率化するかを学ぶものだった。

エンゲージメントに関するセッションではなかったものの、SMFLのセッションならではの雰囲気はよく伝わってきたという。池田氏はその時の印象を「人事研修のイメージが大きく変わりました。勉強するというより、楽しみながら学ぶ雰囲気だったからです。楽しんでいるうちに、いつの間にか学び、自分の中に “ 気付き ” が生まれていたことを覚えています」と振り返る。

SMFLの経営支援プログラム「More Than Finance®」の一例

ニーズに合わせて標準プログラムをカスタマイズ

SMFL MTF推進部 副部長
藤田 浩治

ホンダロックの社内を対象としてエンゲージメントに関するセッションを実施するにあたり、同社の人事・総務部門とSMFLは綿密な打ち合わせを重ね、課題の特定と具体的な内容を入念にすり合わせた。SMFLからはMTF推進部の藤田浩治が実施担当の任に当たり、ホンダロックが実施した従業員調査の結果を踏まえてMTFの標準プログラムにアレンジを加えることを提案。人事・総務部門が重点を置く項目により多くの時間を割くよう再構成した上で「職場でエンゲージメントが有効に作用している場面」や「実践できていない場面」など問いかけの内容を深めたり、参加者の内省を促したりするなどのカスタマイズを加えていった。「エンゲージメント」のプログラムを軸に構成されたセッションは、ホンダロックが拠点を置く宮崎県で2回、さらに栃木県で1回、合計3回実施された(その後、2022年2月までに累計10回を実施。今後も継続予定)。

ホンダロック側の担当者として実施に関わった池田氏は、「ファイナンス企業であるSMFLさんが提供される人材育成プログラムでしたので、セッション本番で何が起こるか、用意した仕掛けがどんな効果を生むのか、はっきりとした予想はつきませんでした。ただ、大阪で参加したセッションがとても良い内容だったので、大きな期待を抱きました」と振り返る。

MTFでは、SMFLの側が受講者に何かを教えるという手法を採らない。「答えはすでに、参加者自身の中にある」ことを前提に、自ら考えて気付くまでのプロセスに価値を置く。そのためにSMFL側はファシリテーターとしての役割に徹し、活発な議論を促してセッションを的確に完了させることに努める。

MTFの基本姿勢を、MTF推進部の藤田は説明する。「SMFLがこれまで自社で実践してきたことの中にお客さまの役に立つものがあるならば、惜しまずに提供する。そのことでお客さまが課題を解決できたり成長できたりすれば、お客さまと当社の双方にとってウィン-ウィンの関係が生まれ、良好なパートナー関係を長く維持できる──それがこのサービスの狙いです」

一方、サービスを供与される立場から、ホンダロック事業管理部人事・労務課の池田氏は、その効果について語る。「MTFを実施して以降、各部署でのエンゲージメントの取り組みは間違いなく進んでいます。その結果、部下との接し方や他部署との関係にも変化が見られ、“ チーム・ホンダロック ” としての一体感が深まりつつあると感じています」

SMFLが提供する「More Than Finance®

キャプチャ:リモート会議の様子
リモートで実施したセッションの模様(一部抜粋)
画像:寄せられた声の一部
当日は、テーマに沿って活発な意見交換が行われた。参加者からは「ぜひほかの人にも受けてもらうべきだ」という声をはじめ、「発想の違いや、いろいろな気付きが必要であることに気付いた」「議論を行う上で能率的で効果的な手法のヒントが得られた」「非言語コミュニケーションの効果、部下とのコミュニケーションのやり方がよく理解できた」などの声が寄せられた。

セッションは実施企業との二人三脚

ホンダロックでこれまでに実施されてきたMTFのセッションは、いずれも成功を収めているという。その理由を、SMFL・MTF推進部の藤田は分析する。「参加者の方々は、総じて『自分が成長したい』という強い思いでセッション当日に臨まれていました。セッションの本番は、主催者と参加者の二人三脚で作り上げるもの。プログラムを提供するSMFLばかりがいくら熱心でも、セッションは成功しません。参加者の『学びたい!』という意欲が熱ければ熱いほど、そのセッションはうまく運びます。ホンダロック社員のみなさまの熱量のおかげで、提供サイドの私たちも “ 次回 ” への意欲がさらにかき立てられます」。なお、MTFは現在、新型コロナウイルスの感染症対策としてオンラインで開催することが多いが、セッション自体はオンラインで問題なく成立する。

セッション後のアンケートでは、参加者から「ぜひほかの人にも受けてもらうべきだ」という回答も多かった。ほかにも「発想の違いや、いろいろな気づきが必要であることに気づいた」「議論を行う上で能率的で効果的な手法のヒントが得られた」「非言語コミュニケーションの効果、部下とのコミュニケーションのやり方がよく理解できた」「他部門の取り組み内容や、他の管理職が実践している内容を共有できた点が良かった。管理職だけでなく主任以下のメンバーにも勧めたい」(アンケート内容から抽出)といった声が寄せられている。

MTFの実施を通して、ホンダロックとSMFLの関係はさらに深まった。人事・総務部門は人事研修プログラムを継続して進め、経理部門も従来からのファイナンスを通じた連携をより強めている。リース、ファイナンス、そして経営支援プログラムまで、取引先の困り事・悩み事に寄り添って支援するSMFL。パートナー企業の “ 次なる課題 ” の解決に取り組んでいく。

(内容、肩書は2022年7月時点)

お問い合わせ

MTF推進部 
TEL:03-6695-6139

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