Talent

社員のパフォーマンス最大化・プロフェッショナルの育成

当社では、全ての社員がOur Principleを常に意識し、「多様性を強みとするプロフェッショナル達がお互いを認め合いチームとして成果を出すこと」「一人ひとりが挑戦し続けていくこと」を求め、これらを体現できるプロフェッショナル人材の育成に取り組んでいます。

人材育成・開発

当社は、Our Visionにおいて「社員のチャレンジと成長を応援する企業」を掲げており、これを積極的に後押ししています。具体的には、「リース会社」から「幅広い金融機能を持つ事業会社」へと進化を遂げるため、新たなビジネスの創造と既存ビジネスの変革を主導できる人材の育成を進めています。また、DXを推進するデジタル人材の育成にも取り組んでいます。

人材開発・育成方針

「SMFL Way」のOur Vision(私たちの目指す姿)の実現と人材戦略の実現に向けて、次の3点を人材開発・育成方針としています。

  • 自律的なチャレンジ・キャリア開発の支援
  • 部門・部店の人材育成カルチャーの醸成と推進
  • 学びを通して働きがいを感じ、持てる力を発揮する

本方針に基づき、事業戦略のニーズに沿った専門性の高い人材を育成するため、各部門・部店が主導し育成機会の設定・定着を進めるほか、全社員向けのオンラインコンテンツを中心とした学びの機会を提供し、社員一人ひとりが自律的に学び成長するサイクルを定着させています。
その一環として、2022年10月に社内における学びの場として、ラーニング・プラットフォーム「SMFLアカデミー」を立ち上げました。

三井住友ファイナンス&リースの人財開発・育成方針に関する図。経営戦略に連動した人財戦略の実行として、「学びを通して働きがいを感じ、持てる力を発揮する」ために各研修・育成施策やキャリア支援が相互連携されています。部門・部店の人財育成、カルチャーの醸成と推進、自律的なチャレンジ・キャリア開発の支援も記載されています。
  • 人材育成投資額・教育費の推移

    三井住友ファイナンス&リースの人材育成投資額と教育費に関する棒グラフ。2022年度の人材育成投資額は7億円、そのうち教育費は2億円。2023年度の人材育成投資額は9億円、そのうち教育費は4億円。2025年度の計画では、人材育成投資額は12億円、そのうち教育費は6億円とされています。棒グラフは左から2022年、2023年、2025年(計画)の順に配置されています。
  • SMFLアカデミー

    三井住友ファイナンス&リースの「SMFLアカデミー」に関する構造図。SMFLアカデミーはデジタルアカデミーとグローバルアカデミーのほか、階層別研修、教養・スキル研修、キャリア研修を提供しています。

キャリア開発支援

事業の深化・変革に併せて、部門ごとに最適な人材配置を推進していきます。推進にあたっては社員の声に耳を傾け、社員一人ひとりが持てる能力を最大限発揮できる人事異動・配置を目指し、上司と部下の1on1ミーティングによる定期的な対話を実施するほか、社員・人事部間においては年間延べ2,500人超の面談の実施やキャリアコンサルタント制度の導入などインナーコミュニケーションを強化し、社員一人ひとりが自律的に目指すキャリアを考え、実現に向けて取り組めるよう支援しています。
当社では、以下複数の施策に取り組んでいます。

Job Forum、Job Format

社員の自律的なキャリア形成を支援するために、各部の業務内容と求めるスキルを記した「Job Format」、所属する部店以外での職場体験を行う「Job Shadow」、社内の幅広い業務を理解することを目的に配信する「Job Forum」、「SMFL Career Challenge(社内公募)」とキャリアのサイクルを回し、社員がチャレンジする環境を提供しています。2018年にSMFL Career Challengeを導入して以降、多くの社員が活用し、目指すキャリアに挑戦しています。

SMFL Career Challenge 推移

各年度(2018年から2024年)における異動者と応募者の人数を示す棒グラフ。各年度4月1日付けの異動者数と応募者数が示されています。棒グラフでは、濃い青色の部分が異動者数、明るい青色の部分が応募者数を表しており、各年度ごとの合計人数も表示されています。
4つのキャリア支援プログラムを紹介する図。中央上部に「Career Challenge」と書かれ、自律的なキャリアを主体的に切り拓くためのチャレンジ支援と説明されています。左下には「Job Forum」があり、社内の幅広い業務を理解することを目的に実施する、各部店の業務説明会と書かれています。右下には「Job Shadow」があり、所属する部店以外の職場での一日体験と説明されています。右上には「Job Format」と書かれ、各部の業務内容と求めるスキルを説明した資料とあります。図の中央にはこれら4つの項目が円環状に配置されています。

指導員(OJT)、メンター制度

新卒入社した社員が目的意識を持ち、自律的に成長するための長期視点をもった指導を行うことや業界トップクラスの社員として相応しい立ち居振る舞いを指導することを目的に、若手社員が指導員として指導を行っています。また、メンター制度として、人事部の若手社員がビジネススキル習得や課題解決、キャリア形成のサポートを全社的な視点を踏まえ、年3回の定期面談を実施しています。

短期トレーニー、社内インターン制度

当社のビジネスにおいて、ベースとして求められる各種専門スキル(例:審査、顧客提案力、環境、DXなど)に関する知見の備わった人材を、業務カテゴリーや所属に関係無く全社的に広く育成することを目的に実施しています。こちらは短期間で効果を求めるものではなく、2~3か月間にわたり実施することで、しっかりとスキル習得ができることを狙いとして実施しています。

人事面談、キャリア開発シート

社員が過去の経験を振り返り、職務適正を把握し、将来のキャリアについて主体的に考える機会や上司と相互に認識共有をする機会として、キャリア開発シートの作成機会を設けています。

社長タウンホールミーティング、役員ラウンドテーブル

社長を含め経営者との双方向のコミュニケーションを通じて、熱い想いを体感し、自らのキャリアを改めて考える機会として実施しています。

グローバル人材育成

海外での業務範囲拡大に伴い、グローバルアカデミーによる必要な素養および語学力向上の機会提供や、「海外業務トレーニー」を通じて、グローバルビジネスに対応しうるスキルの習得をサポートしています。

デジタル人材育成

当社は、「SMFL Way」のOur Vision(私たちの目指す姿)に掲げる“デジタル先進企業”を目指し、デジタルをエッジとしたビジネスの変革を推進しています。2030年のありたい姿である「デジタルユビキタス企業」「デジタルをビジネスの柱とする企業」に向け、デジタルアカデミーによる研修やオンデマンド動画といった学びの機会の提供のほか、DX人材育成を目的とした社内トレーニー制度、DX人材を認証する社内制度(DXパス・DXドライバー)を開始し、専門人材だけでなく社員全員のデジタルマインドやリテラシー、スキルの向上を推進しています。