Vol.10 リース満了は、サーキュラーエコノミーのスタート地点!?

それ、リースでできるんです!Vol.10 リース満了編 リース満了は、サーキュラーエコノミーのスタート地点!?

実は社会のいろいろな場面で活用されているリース。「お困りごと」を解決すべく、リースでできる「あれこれ」をご紹介。実はそれ、リースでできるんです!

登場人物紹介

まんりょう製作所 新田さん

経理部に配属された新入社員。契約書の処理をするなかで、初めて「リース満了」書類に対応することに。

SMFL社員 すみさん

情熱があふれて、しんしゅつぼつな一面も!?

まんりょう製作所に今年入社した新田さんは、配属された経理部でリース関連の手続きを担当。手元に届く契約書を確認する日々ですが、ある日、見慣れない「書類」が目に留まりました。

新田さん

よし、今日もどんどん処理していくぞ! ……ん? 満了……

新田さん

これって……何をすればいいの? それに、当社がリースで借りている物件(モノ)はどうなってしまうんだろう?

思わず頭を抱える新田さん。

三住さん

解説いたします!

新田さん

えっ!?

声に驚いて振り向くと、そこにはSMFL社員の三住さんが立っていました。

三住さん

リース契約は、契約時に定めた期間が終了すると “ 満了 ” を迎えます。お手元の書面は、その満了をお知らせするものです。

新田さん

あっ、確かに業務用途で使用しているパソコン(以下、PC)のリース期間が満了を迎えると書いてあります。

新田さん

この通知を受け取った後は、何をすればいいのでしょうか?

三住さん

満了後、お客さまには「再リース」と「終了」という、2つの選択肢があります。

「再リース」と「終了」。継続して利用したい物件なら再リースがスムーズ!

三住さん

まず、契約時に定められたリース期間が満了するまでの間に、「再リース」か「終了」かを選ぶことができます。

①再リース……引き続き同じ物件を使用する。

②終了……リース契約を終了し、リース会社へ物件を返還する。

三住さん

終了を選択する場合は、「終了通知書」を返送いただきます。再リースを選択する場合は、原則として書類の返送は不要で自動更新となります。

原則

  • 再リース期間:12カ月
  • 再リース料:再リース開始時に再リース料12カ月分を一括払い

三住さん

再リースを選択いただければ、そのPC(物件)を継続して使用いただけます。

新田さん

分かりました。

終了後は、SMFLが適正な処分を実施。サーキュラーエコノミーにつなげます!

新田さん

仮に終了を選択した場合、返還した後のPC(物件)はどうなるのですか?

三住さん

リース物件の所有者はリース会社(SMFL)です。そのため、終了後は私たちSMFLが責任を持って物件処理を行います。まず、
①お客さまから終了のご連絡をいただきます。
②SMFLの指定場所まで物件を返還していただきます。返還費用は原則、お客さまにご負担いただきます。
③SMFLは物件の返還を受けた後、
④最適な処分方法を決定します(図参照)。

三住さん

返還を受けた後は、関連法令を遵守の上適切に処理いたします。なお、SMFLでご契約いただいたリース物件の廃棄費用は、原則SMFLが負担しますので、お客さまに追加のご負担はありません。

新田さん

物件によって処分方法を変えているのですか?

三住さん

はい、そのとおりです。中古業者へ売却し「リユース」または、資源として活用できるものはリサイクル業者へ依頼して「再資源化」することで再活用しています。また、廃棄せざるを得ない場合は、法令にのっとって適切に処理します。

新田さん

サーキュラーエコノミーにつながるのですね。そして、まだまだ使えるPCは再び利活用されるわけですね。

三住さん

はい。リースは “ 貸して、返していただく ” ことを前提とした仕組みです。だからこそ、物件の所在や状態を把握し、再利用や再資源化につなげやすいのです。
SMFLではこの特性を生かし、再資源化を考慮したサプライチェーンの構築などを通じて、サーキュラーエコノミーにつながるビジネスモデルの構築を目指しています。

リース契約終了物件の処理フロー

物件の処分には、「廃棄物処理法」や「フロン排出抑制法」など各種法令が関連!

新田さん

廃棄には法令も関係しますよね……

三住さん

はい。物件を廃棄処分するときには、守るべき法令があります。

廃棄物処理法(正式名称:廃棄物の処理及び清掃に関する法律)

三住さん

まずは廃棄物処理法。事業活動に伴って発生する廃棄物を適正に処理するための法令です。

新田さん

廃棄するにもルールがあるんですね。

三住さん

はい、排出事業者には、「マニフェスト」という管理票で、排出した時点から最終処分が完了するまで、適切に処理されたかを確認する義務があります。

新田さん

排出した物件を最後まで追跡しなければならないのですね。

三住さん

その通りです。不法投棄を防ぐための仕組みです。リース終了物件を廃棄する場合は原則、所有者であるリース会社が排出事業者となります。SMFLでは、行政の許認可を受けた収集運搬業者と中間処理業者に処分を委託し、電子マニフェストを発行・管理しています。

フロン排出抑制法(正式名称:フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律)

三住さん

次はフロン排出抑制法。オゾン層の破壊を抑制することによる環境保全等を目的として、フロンを使用する機器を、製造から廃棄まで管理する法令です。

新田さん

エアコンや冷凍機に使われているものですね。

三住さん

はい。廃棄時にはフロンの回収と管理が義務付けられています。

新田さん

こちらも、「処分」する際に適切な「管理」が必要なんですね。

三住さん

その通りです。フロンが使用されているリース物件を処分する場合は、管理者であるリース会社が対応するので、安心してお任せください。
SMFLでは「フロン回収行程管理票」を適切に運用しています。

「冷」「凍」「低」「恒温」などの表示から、フロン使用機器に該当する可能性がある物件例

エアコン
除湿機
冷蔵/冷凍庫
冷蔵/冷凍ショーケース
冷凍ストッカー
コンプレッサー
エアードライヤー
圧縮機
チラー(低温恒温水槽)
恒温恒湿機
恒温水循環機
自動販売機
インキュベータ
(温度を一定に保つ装置)
サーキュレーター
半導体洗浄装置
コンデンシングユニット
(全熱交換機)
製氷機(アイスディスペンサー)
アイスクリームディスペンサー
ビールサーバー
ウォーターサーバー
給茶機
コーヒーメーカー

家電リサイクル法(正式名称:特定家庭用機器再商品化法)

三住さん

そして家電リサイクル法もあります。
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の “ 家電4品目 ” を、きちんとリサイクルするための法令です。

新田さん

ああ、この4つですね!

三住さん

はい。資源を回収して再利用し、廃棄物を減らすのが目的です。
リース終了物件を廃棄する場合は原則、所有者であるリース会社が排出事業者として適切に処理します。

医薬品医療機器等法(正式名称:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)

三住さん

さらに、医療機器の場合は医薬品医療機器等法があります。

新田さん

医療機器にも特別なルールがあるのですか?

三住さん

はい。リース物件である医療機器の所有権を第三者に移転する必要が生じた場合は、所有権を移転する前に、当該医療機器の製造販売業者に対して事前の通知が必要です。

リース満了物件の処分で守るべき主な法令とSMFLの対応

法令名 主な内容 リース物件の場合 SMFLの対応
産業廃棄物処理法
(正式名称:廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
事業活動で生じる廃棄物の適正処理を定めた法律。排出事業者にマニフェスト管理義務 排出事業者は物件の所有者であるリース会社 電子マニフェストを活用し、適切に管理
フロン排出抑制法
(正式名称:フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律)
フロン類使用機器の廃棄からフロン回収に至るまで適正に管理 管理者であるリース会社が対応 「フロン回収行程管理票」による管理・記録
家電リサイクル法
(正式名称:特定家庭用機器再商品化法)
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目が対象 リース会社が排出事業者 法令にのっとり適正処理
医薬品医療機器等法
(正式名称:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)
医療機器所有権移転時に製造販売業者への通知が必要 所有者であるリース会社が対応 メーカー通知を含め適切に対応

新田さん

守るべき法令がこんなにあるとは……大変ですね!

三住さん

これらの法令は全てSMFLが責任を持って対応しますので、ご安心ください。

それ、リースでできるんです!──リース満了物件から広がるサーキュラーエコノミーの取り組み

新田さん

リース契約が終了するたびに物件回収の調整や手続きがあると、けっこう手間がかかりますよね。こういうの、もっとスムーズにできたらいいのに……

三住さん

それ、リースでできるんです!

三住さん

リース終了物件を通じた取り組みは、実はほかにも広がっているのです。

新田さん

どういうことですか?

三住さん

SMFLでは「リース終了物件」に焦点を当て、脱炭素化の取り組みを進めています。

三住さん

2024年4月からは、公益社団法人リース事業協会が実施している「リース契約終了物件の共同回収実証事業」に参加し、複数のリース会社およびパートナー会社と連携して、東京23区内において参加リース会社のリース終了物件を共同で回収しています。

新田さん

共同で回収するんですか?

三住さん

はい。リース終了物件を回収するパートナー会社を統一することで、リース終了物件を回収する車両の走行距離を短縮でき、車両運行に伴うGHG排出量の削減につながるほか、パートナー会社の働き方改革などにも貢献しています。

新田さん

なるほど。ほかには、どんな取り組みをしていますか?

三住さん

満了手続きは、紙でも電子(e-answer)でもお受けできる体制を整えています。また、内製開発した資産管理クラウドサービス「assetforce」を活用し製品の素材や使用・修理履歴などの情報を一元的に管理できるサービスも提供しています。
さらに、SMFLのグループ会社である株式会社SMARTでは、設備撤去から再販・再資源化までワンストップで対応しています。

新田さん

リース契約が終了した後までしっかりサーキュラーエコノミーを考えているのですね。

三住さん

はい。今後もリース物件を通じたサーキュラーエコノミーの実現に向け、取り組みを進めていきます。

SMFL社員コメント

SMFL社員 秋永 亜紀子

物件処分におけるサーキュラーエコノミーを重視し
持続可能な社会の実現に貢献

再リース契約は、物件をより長く活用することでコスト削減を図りながら、資源の有効利用を促進できます。
当社では不要となった物件の処分においてサーキュラーエコノミーを重視し、環境への負荷を最小限に抑える努力をしています。リサイクルや再利用を積極的に推進することで、持続可能な社会への貢献を目指しています。

(内容は2026年5月時点)

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