Vol.7 PCの資産管理業務を安全にアウトソーシングしよう

実は社会のいろいろな場面で活用されているリースやレンタル。「お困りごと」を解決すべく、リースやレンタルでできる「あれこれ」をご紹介。実はそれ、レンタルでできるんです!

登場人物紹介

総合商社の出治多商事 情報システム部門 相葉課長
DX推進やサイバーセキュリティの強化にも取り組んでおり多忙。

SMFL社員
情熱があふれて、
総合商社の出治多商事では、オフィス勤務と自宅でのリモートワークを柔軟に組み合わせるハイブリッドワークを推奨しているため、これまで一部の社員に配布していた社外用PCを全社員への配布に切り替えるとともに、1人1台を前提としたPCの一斉リプレース(買い替え)を検討しています。
しかし、全社のPCの資産管理業務(調達、管理、廃棄)を担当する情報システム部門は、多忙を極めています──。
相葉課長
社員の増加とハイブリッドワークの推奨に伴って、社外用PCを大量に調達することになりそうだと、先ほどの会議で部長がおっしゃっていた。望ましいことだ。
全社のPCの資産管理業務(購入、管理、廃棄)は我々情報システム部門の担当なのだが……。
相葉課長がオフィスを見回すと、情報システム部門はどの課でも全従業員が作業に集中しています。
相葉課長
当部はDX推進やサイバーセキュリティの強化にも取り組んでいて、PCの調達や管理に人員を割くことが難しい……。部長もこの点を懸念していた。
相葉課長
(心の声)
しかし、PCは全社員分を調達した後、それぞれ業務に必要なソフトウエアのインストールや各種設定を済ませて、すぐに使える状態に整備してから社員に渡す必要がある。このキッティング作業も非常に手間と時間のかかるものだ。
さらに、故障時の対応や予備機の準備も当部門で行う必要があるし、PCの廃棄時にはデータを安全に消去し、法令に基づいて適切に処分しなければならない……。
相葉課長
(心の声)
ただでさえ多忙を極めているのに、とてもじゃないがPCの資産管理業務まで手が回らない。調達から廃棄までを、外部にアウトソースできれば助かるのだが……。
その時、相葉課長の袖をそっと引っ張る男性がいます。
相葉課長が振り向くと、そこにはSMFL社員の三住さんが立っていました。
三住さん
それ、レンタルでできるんです!
相葉課長
ええっ!? なぜ心の声を!?
三住さん
レンタルを活用することで、PCの選定から購入、各種設定、保守、廃棄までのトータルサポートが受けられます!
PCの調達から、データ消去を伴う適正処分まで。
費用や作業負担を軽減しながらPCのライフサイクルを効率的にサポート!
- 1.PCの効率的な導入と管理運用を支えるレンタルサービス
社内のIT人材がDX推進やサイバーセキュリティの強化対応で多忙であり、なかなかPCの調達や管理にまで手が回らない──。
PCの廃棄の仕方が分からず、データが安全に消去されているかにも不安がある──。
皆さまから、こうした声をよく聞きます。
SMFLレンタルには「Life Cycle Management(LCM)サービス」というソリューションがあります。
これはPCの選定から購入といった (1) 調達から、キッティング作業である (2) 各種設定、(3) 保守、(4) 廃棄までをトータルでサポートするサービスです。
大まかに、それぞれお客さまにどのようなメリットがあるのかをご紹介いたします。
- (1)調達
- マルチベンダー対応で、ご要望に沿った機種をご提案します。
- 導入計画に合わせて、SMFLレンタルの倉庫にて在庫(ストック)が可能です。
- (2)各種設定
- お客さま指定のキッティング作業済みのPCを納品します。
- これにより、システム関連部門の工程の大幅な削減を実現できます。
- (3)保守
- 契約期間中に機器障害が発生した場合は、速やかに交換機を提供します。
- 交換機納品に対し、新たな費用は発生しません。
- 機器故障による機会損失を低減します。

- (4)廃棄
- 契約満了2カ月前をめどに書面でご案内し、1カ月前までに、レンタル契約の延長か終了を回答します。
- PCの引き取りに際し、通常の物件利用状態であれば新たな費用は発生しません(レンタル料に配送料を含んでいる場合)。
- 引き取り後は速やかにデータ消去を行います(ご希望の場合、NIST方式※のデータ消去報告書を有償にて発行いたします)。
- ※NIST方式:National Institute of Standards and Technologyの略で、アメリカ国立標準技術研究所が推奨する方式を意味します。
相葉課長
PC資産管理を丸ごとアウトソーシングできるのですね!
三住さん
おっしゃる通りです!
これらのサポートは、高度専門人材を集結させたSMFLレンタルのテクニカルセンター(千葉県・市川市塩浜)で行っています。LCMサービスの需要が増加していることもあり、SMFLレンタルでは “ 第一優先はお客さまの情報資産の安全 ” と考えて、セキュリティと効率的な導入・運用の両立を目指しています。
相葉課長
例えばどんなセキュリティ対策をしているのですか?
三住さん
お客さまから返却されたレンタル資産のデータ消去をおこなうセキュリティエリアは、特定のスタッフのみが入出を許されており、セキュリティカードを利用して入退出を管理しています。また、同センターへの入室者には全てビブス着用を義務付けています。ビブスの色によって作業チームやアクセスできるエリアを分別しており、業務状況把握と不要人物の特定ができるようにしています。
相葉課長
セキュリティは必要不可欠ですよね。
- 2.1台ごとに4時間程度かかることも!? キッティング(初期設定)作業はアウトソーシングがお勧めです
PC周辺機器やソフトウエアのインストール、OSの各種設定など、PC導入時のキッティング作業には時間と手間がかかります。
例えば、毎年1,000台近くのPCリプレースが発生するたびに、1台ごとにキッティング作業が4時間程度かかってしまうという事例も珍しくありません。
キッティング作業はアウトソースがお勧めです。
三住さん
SMFLレンタルのキッティングサービスでは、まずお客さまの①情報システム部門のご担当者さまからご注文・個別キッティングの作業指示をいただきます。作業指示に基づき、SMFLレンタルのテクニカルセンターにて②1台ごとに個別キッティングを実施します。完了後はお客さま指定の納品先に③納品いたします(下図をご参照ください)。
相葉課長
納品後④すぐに使用可能なのは、助かります!
SMFLレンタルのキッティングサービス(スキーム図)

- 3.IT資産を適正に処分する、SMFLレンタルのITAD※サービス
SMFLレンタルは、お客さまが所有するPCの買い取りと、データ消去などのITADサービスも提供しています。お買い取りするPCのデータは、レンタル機器と同様に、SMFLレンタルのテクニカルセンターの中でも、入室者が制限されているセキュリティエリアで、適切・確実な方法で処分されます。
データ消去が完了したPCのうち、新たなOSへアップグレードが可能な良品はレンタル機として再稼働させます。それ以外のPCは、劣化度合いに応じて、中古販売や、物理破壊後にマテリアルとしてリサイクルし、ゼロエミッションに貢献しています。
三住さん
お客さまは、ITADサービスもお気軽にご利用いただけます。まず、お客さまより、不要となったPCのリストを、ご提出いただきます。次に、当社でリストの内容を精査した後、PCの引き取り作業を手配し、テクニカルセンターに集約させます。センター内で、検品・データ消去を行い、お客さまにデータ消去報告書を提出します。一連の手続きが完了した後、SMFLレンタルがお客さまよりPCを購入し、レンタル物件としての利用、中古販売、リサイクル業者への販売などを検討します。
相葉課長
サーキュラーエコノミーも徹底しているんですね!
- ※ITAD:IT Asset Dispositionの略で、IT資産の適正な処分を意味します。
SMFLレンタルのITAD※サービス(スキーム図)

相葉課長
なるほど。これなら当部門の負担なく、安全に大量のPCを導入できるぞ! さっそく部長に相談し、検討させてください!
三住さん
喜んでご提案いたします!
SMFLレンタル社員のコメント

レンタルの価値は、「モノ+サービス」でお客さまの困りごとを解決することです
レンタルは、ただモノをお貸しするだけではありません。LCMサービスはPCのレンタルだけでなく、導入時のキッティング作業や期中の保守対応、適正な廃棄処分を当社にアウトソースいただくことで、お客さまの業務負担の軽減に貢献します。その結果、お客さまは社内のDX化やセキュリティ対策に多くのリソースを割くことが可能となります。Windows10のサポートが2025年10月に終了することを踏まえ、業務負担の軽減を目的としたPCレンタルのご相談が増えています。PCの導入・管理・廃棄などに関するお困りごとがあれば、是非ご相談ください。