コンプライアンス

拡大・多様化するビジネスモデルに対応したコンプライアンス体制の強化に向けて

当社は、経営基盤の確立のため、コンプライアンス・ファーストの浸透と定着、各ビジネスの特性に応じたコンプライアンス体制の確立に向けた各種施策を推進しています。

コンプライアンス推進体制

当社は総務コンプライアンス部担当役員を委員長とする「コンプライアンス委員会」を設置し、原則年2回、コンプライアンス関連の諸施策を協議しています。
組織単位では、各部店の部店長をコンプライアンス責任者とし、部店長を補佐する役割として各部に「コンプライアンス・オフィサー」を配置し、業務に関係する法令などや社内ルールの周知徹底を図っています。
また各事業部門には「ユニット・コンプライアンス・オフィサー」を配置し、各事業部門のビジネス特性に応じた関連法令・業界動向の情報収集や、部店長ならびにコンプライアンス・オフィサーの指導・サポートを行っています。

コンプライアンス体制の組織図。上から順に、コンプライアンス委員会、総務コンプライアンス部、ユニット・コンプライアンス・オフィサー(UCO)、各部店の部店長とコンプライアンス・オフィサー(CO)で構成。

コンプライアンス施策の推進

年間計画としてはコンプライアンス・プログラムを策定し、コンプライアンス・カルチャーの醸成やリスク管理体制整備、各部との情報連携を進めています。

項目 内容
コンプライアンス・カルチャー情勢 トップメッセージを含めた情報発信や、全役職員向けコンプライアンスセッションを開催(国内勤務者約9割が参加)
コンプライアンス・ファースト文化の浸透
コンプライアンス意識調査結果。「あなたの所属部店では、収益や業績目標のためであっても『正しいことをやること』を優先する雰囲気があると思いますか」という質問に対し、『あると思う』または『多少あると思う』と回答した割合は、2022年91.6%、2023年94.7%、2024年96.4%。

コンプライアンスアンケートを用いたコンプライアンス・ファースト文化の浸透度合いを定点観測

リスク管理体制の高度化 新規ビジネスにおけるリスク管理分析を強化するほか、研修・モニタリングを通じ管理体制の定着を図る
海外拠点・各部門のリスク管理体制整備支援 ビジネス特性に応じた海外拠点・グループ会社の体制整備のほか、新事業におけるコンプライアンス整備を実施
各部門コンプライアンスラインとの人材交流 定期的な相互の情報連携、組織間コミュニケーションの促進

情報管理

お客さま情報の適切な保護と利用に関して「プライバシーポリシー」にて当社方針を定めています。
また、詳細の管理体制については、「お客さまの個人情報の取り扱いについて」にて定めています。

贈収賄の防止

当社は全役職員向けに、贈収賄防止に関する規定の周知徹底を実施するほか、各種規定の遵守状況について定期的にモニタリングを実施しています。

反社会的勢力との関係遮断、資金洗浄・テロ資金供与防止対策

反社会的勢力との関係遮断、マネーローンダリングおよびテロ資金供与防止においては当社グループ全体の基本方針を定め、グループ一丸となって体制を整備し、適切に対応しています。

内部通報制度

法令などの違反を早期に発見・是正する自浄作用と通報者の保護を目的に、社内外に通報窓口を設けています。

窓口 内容
社内窓口
SMFLアラームライン
通報対象
  • 法令違反、およびその疑義のある行為・事実
  • 放置すれば当社または当社グループの財産上の利益や信用、顧客・従業員等の生命・身体・財産上の利益・信用、あるいは市場の秩序を損なうと思料される行為・事実
  • 社内規定に反する行為・事実、およびその疑義のある行為・事実
社外窓口
SMFLほっとライン
SMBCグループ
アラームライン
制度内容
  • 通報対象はSMFLアラームラインと同様。グループ会社の従業員等が、自社の役職員による不正行為等を了知した際、自社への通報に躊躇する場合に、より抵抗感なく通報できるように設置した通報窓口
SMFG会計・
監査ホットライン
通報対象
  • SMFG・SMFG連結子会社による会計・監査に関する不正ないしその懸念