マテリアリティ

当社グループのマテリアリティ(重点課題)

当社グループは「環境」「次世代」「コミュニティ」「働きがい」の4つのマテリアリティ(重点課題)を選定し、取り組みを進めてきました。重点課題の選定にあたっては「ステークホルダーにとっての重要度」と「当社グループにとっての重要度」の2つの観点を踏まえて、社外の専門家のアドバイスを交えながら選定しました。
また、現中計で主要施策として掲げている「サーキュラーエコノミーを実現していく第一人者としての活動」や「事業を離れた社会の優先課題に対する貢献」といった取り組み方針と整合するよう、SDGs注力項目や主要施策等を一部見直しました。今後も当社グループの戦略および社会の変化を捉え、必要に応じた見直しも行いながらマテリアリティへの取り組みを推進していきます。

環境、コミュニティ、次世代、働きがいの4つのテーマが記載された図表。環境は『脱炭素・循環型社会の実現に貢献』がテーマで、SDGs目標7、12、13のアイコンが表示されている。コミュニティは『地域社会の持続的な発展への貢献』がテーマで、SDGs目標1、8、9のアイコンが表示されている。次世代は『次世代につながる人・企業の発展に貢献』がテーマで、SDGs目標8、9、11のアイコンが表示されている。働きがいは『誰もがより良い未来に向けて活躍できる機会の創出』がテーマで、SDGs目標5、8のアイコンが表示されている

マテリアリティ選定プロセス

  1. Step1
    SDGs注力項目の選定
    SDGs169のターゲットを俯瞰し、専門家のアドバイスも受けながら、各部門において業務戦略と関連が深く、特に注力すべきと考えられる項目を選定
  2. Step2
    株主・ステークホルダーの視点も踏まえた評価
    両株主のマテリアリティも取り込みつつ、当社のビジネスに即した検討課題について、評価・優先順位付けを実施
  3. Step3
    マテリアリティの選定
    事業活動を通じて、自らの強みを活かし優先的に取り組むべき重要な課題として3つのマテリアリティ、これらの課題を解決するための基盤として1つのマテリアリティを選定
  4. Step4
    社内承認手続き
    SDGs推進委員会から付議を受け、経営会議の承認を経て、当社グループのマテリアリティを決定

各マテリアリティの位置づけ

当社グループの持続的な成長に向けた「サステナビリティにおける各マテリアリティの位置づけ」を示す画像。上部には「当社グループの持続的な成長を実現」という目標が記載されています。中央の枠内には、「事業活動を通じて取り組むべき社会課題」として、3つの要素(次世代、環境、コミュニティ)が円で表現されています。これら3つの要素は互いに矢印でつながり、相互関係を示しています。下部には「働きがい(上記課題解決の基盤)」と書かれ、課題解決を支える土台として強調されています。右側には「4つのマテリアリティ」という注釈が表示されていて「事業活動を通じて取り組むべき社会課題」と「働きがい(上記課題解決の基盤)」を関連付けています。

マテリアリティへの取り組み

マテリアリティ 環境

脱炭素・循環型社会の実現に貢献

次世代

次世代につながる人・企業の発展に貢献

コミュニティ

地域社会の持続的な発展への貢献

働きがい

誰もがより良い未来に向けて活躍できる機会の創出

活動方針
  • お客さまの環境負荷軽減への取り組みを支援するとともに、当社の環境マネジメントシステムを適切に運営する。
  • モノを扱うリース会社の特性を活かしたビジネスを通じて、循環型社会の実現に貢献する。
  • 人口減少社会の到来に向けて、新技術の開発・導入等を取り、企業の発展・育成に貢献する。
  • 地域に不可欠なインフラ等の開発・整備を通じて、持続可能なコミュニティの構築に貢献する。
  • 少子高齢化が進展する中で、ダイバーシティを推進し、多様な人材の活躍を進める。
  • 自由闊達な職場環境をつくり、働く喜びを実感できる企業風土を醸成する。
SDGs注力項目
7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに 12:つくる責任つかう責任 13:気候変動に具体的な対策を
1: 貧困をなくそう 8:働きがいも経済成長も 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
8:働きがいも経済成長も 9:産業と技術革新の基盤をつくろう 11:住み続けられるまちづくりを
5:ジェンダー平等を実現しよう 8:働きがいも経済成長も
主要施策
  • 再生可能エネルギーへの取り組み推進
  • 脱炭素につながる製品の取り扱い拡大
  • サーキュラーエコノミービジネスの推進
  • 当社事業における電気・紙使用量抑制
  • デジタル・ロボット等のイノベーション推進
  • 次世代の基盤である子どもの支援
  • 持続可能なまちづくりへのソリューションの提供
  • グローバルベースでの設備投資のサポートを通じた各国経済発展への貢献
  • 女性・シニア活躍推進
  • 働き方改革推進
  • デジタルを活用した業務効率化
2024年度取り組み実績
  • 発電系剰電力融通型オンサイトPPAのスキーム構築
  • ESGリース促進事業における環境省「優良取組登録事業者」に2年連続で認定
  • 使用済紙おむつの分別処理装置の普及を目的とした業務協定締結
  • 自社開発による生成AIツール「InnovAIte(イノベイト)」を公開
  • 「Intelligence Hub(内製BIプラットフォーム)」の構築・活用によるIT奨励賞受賞
  • ⾚穂家屋の子どもたちを対象とするキャリアイベントや工場見学の支援
  • 総合型インフラファンドを組成、国内民間化空港への投資実行を通じ、社会を支えるインフラ整備事業への貢献
  • 国立競技場整備記念事業への参画
  • マレーシアにおける孤児院支援・河川清掃活動
  • 女性管理職比率の上昇
  • ワークライフチャレンジ制度(月12日勤務)の実施
  • 日経スマートワーク経営4つ星認定