リース資産管理システムの導入事例

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多くのリース契約内容や償却額などのデータをスーパーネットリースで一元管理。ミスを最小化し、効率的な管理業務を実現 ゴディバジャパン株式会社

ゴディバ ジャパン株式会社 管理本部 ファイナンス部 榊麻衣子様、部長松並里佳様、部長代理 須貝暢明様、奥村智子様 ゴディバ ジャパン株式会社 管理本部 ファイナンス部 榊麻衣子様、部長松並里佳様、部長代理 須貝暢明様、奥村智子様
(右から)管理本部 ファイナンス部 榊麻衣子様、部長 松並里佳様、部長代理 須貝暢明様、奥村智子様

チョコレートを中心とした菓子などの輸出入・製造・販売などを手掛けるゴディバ ジャパン株式会社様は、近年事業が多角化。さまざまなリース資産の管理にスーパーネットリースを活用いただいています。

システム導入のきっかけや活用方法、業務におけるメリットなどについて、管理本部 ファイナンス部 部長 松並里佳様、部長代理 須貝暢明様、榊麻衣子様に伺いました。

ゴディバジャパン株式会社ロゴ
ゴディバ ジャパン株式会社 チョコレートをはじめとする菓子などの輸出入、製造、販売を行う。全国に直営の小売店を持つほか、全国の百貨店やショッピングモールにも出店。また、近年はカフェやクレープ店といった飲食事業も展開している。

導入のポイント

ポイント①
IFRS16への対応が必要になったタイミングで、スーパーネットリースの導入を検討
ポイント②
A.S.P Neo 3.0やネットリースといったSMFLの他システムをすでに利用しており、スムーズな導入・運用を見込んだ
ポイント③
多店舗を抱えるなか、個々の契約状況や償却額などを把握しやすい点が業務効率化に直結

リース資産と建物の使用権資産をスーパーネットリースで一括管理

ー 貴社の事業内容について教えてください。

松並:
主な事業は、チョコレートをはじめとする菓子の製造と販売です。ベルギーからの輸入品と国内で製造した日本オリジナル商品を全国各地の物販店で販売するほか、スーパーやコンビニエンスストアへの卸売といった販路も広げています。 また、近年は事業が多岐化し、飲食事業にも力を入れています。チョコレートを使ったスイーツを提供するカフェ、駅構内のカフェスタンド、クレープ店、ベーカリーなど新業態のオープンが相次いでいます。現在、国内にある直営店は350店舗ほどです。

ー 貴社のリース資産には、どのようなものがあるのでしょうか。

榊:
飲食店舗の調理設備やオフィスで使う複合機などです。このほか、本社や店舗、倉庫など建物の使用権資産もIFRS(国際財務報告基準)の対象として管理が必要になります。

ー どのような社内体制で資産管理をされていますか。

須貝:
ファイナンス部内の3チームのうち、仕入れの支払い管理や決算業務を行うチームが固定資産とリース資産を管理しています。リース資産の担当者は榊で、スーパーネットリースを使って250件ほどを管理し、IFRS対応も行っています。

IFRS16対応が生じた際、スムーズな導入を期待してスーパーネットリースを選択

管理本部 ファイナンス部 部長 松並 里佳様

ー スーパーネットリースを導入したきっかけを教えていただけますでしょうか。

松並:
当社がスーパーネットリースを契約したのは2019年です。きっかけは、IFRS16への対応が必要になったことでした。 以前から固定資産管理でA.S.P Neo 3.0を活用しており、リース資産についてもネットリース(SMFLとの契約をWEB上で照会できるサービス)を導入していたことから、SMFLへ相談させていただきました。SMFLとは長いお付き合いがあり、当社の資産管理を支えていただいているという信頼があったので、スーパーネットリースを導入したという経緯です。 SMFLのサポート対応が手厚いことは導入しているシステムを運用する中で感じていましたし、これまでもネットリースを利用してきたので、使い勝手ががらりと変わらないことや、問い合わせ先が一本化できる点においても、スムーズに運用できるメリットが大きいと考えました。

データがさまざまな切り口で確認でき、契約状況が把握しやすい

管理本部 ファイナンス部 榊 麻衣子様

ー スーパーネットリースで特に役立っている機能や、感じている効果を教えてください。

榊:
データを一括登録でき、登録用のフォーマットも用意いただいているので、作業が効率化できて助かっています。こちらで取得年月と金額だけ設定すれば、必要な計算はシステム内でされます。また、資産ごとの契約状況や割引率などが一覧で見られるのも役立っているポイントです。 私はスーパーネットリースが導入されてから当社に入社したのですが、正直なところ、このシステムがない状態で業務をすることが考えられません。
松並:
契約終了タイミングや期初・期末残高、償却額、利息といったさまざまな切り口でデータが一覧で見られて、ダウンロードもできるので、状況把握がしやすいと感じます。期末ごとに長期・短期の負債の金額も分かれて表示されているため確認しやすいですし、自分で計算する必要がない点も便利です。
榊:
店舗をはじめ、使用権資産として管理している建物については、契約更新のタイミングはまちまちです。更新を迎えると、新しい契約書に基づいて固定家賃の金額を再登録する作業が発生します。店舗の数だけ更新もあり、月末や年度末のみならず月の半ばに更新が掛かることもあるので、都度チェックが必要ですが、システム化されていることで把握しやすいと感じます。
松並:
初期設定はやや工数がかかりましたが、セキュリティ面は万全で安心できますね。
須貝:
SaaSのシステムなので、どんどん機能が改善されていくのもありがたいと感じます。オンプレミスであれば、システムを更新するためにアップデート作業が必要ですが、その手間もありません。

正確性と網羅性を両立できる体制を確立していきたい

管理本部 ファイナンス部部長代理 須貝 暢明様

ー 今後、リース資産や会計・税務の業務全般で取り組んでいきたいことをお聞かせください。

須貝:
経理業務においては、正確性と網羅性の両方を担保することは必須です。そのうえで、システムも活用しながら効率を上げていくことがポイントになると考えています。 業務の属人化をできるだけ排除しつつ効率を上げ、決算タイミングなど繁忙期が偏りがちな経理業務を、少しでも平準化できればと思います。
松並:
今後は、インボイス制度や電子帳簿保存法など新たな制度への対応も生じます。税制や会計制度は変わっていくものなので、タイムリーに対応し続けなければなりませんね。 数年後にはおそらく日本の新リース会計基準への対応も始まるかと思いますが、現在の運用ですでにIFRSへ対応できているので、大がかりな準備が要らない点は安心です。 企業の成長とともにリース資産も増えていきますし、作成すべき報告書なども多岐にわたってくると予想されるので、成長に耐えうる経理体制の構築に取り組んでいきたいと考えています。